マニュアルを動画化する時に指針となる考え方

評価:
リチャード コッチ
阪急コミュニケーションズ



(1998-05-01)

 
アプリケーションソフトの教育用に、
「今までの紙のマニュアルを動画にしたい」という構想をお持ちの方
からご相談をよくいただきます。

中には、分厚いマニュアルを差出し、「これ全部動画にしたらいくら?」
なんて質問を受けることもあります。

ある意味ありがたいお話かもしれませんが(笑)
これでは、動画によるコスト削減、効果的な動画活用とはいえない
と、私はお客様にお伝えしています。

動画制作、確かに単価が安く制作できるようになったとはいえ、全ての
マニュアルを動画化する場合、コストと時間は相当に高額になります。

★また、動画のデメリットとして、閲覧者の時間を奪うということが言えます。
マニュアル1冊の動画がTOTALで何時間に及ぶ場合、効率化を目標にしたはずが
従業員、ユーザーの時間を余計に奪ってしまっては意味がありません。

動画マニュアル、動画による商品説明を行う場合、初めに考えてほしいことは
「どこから動画化するか」ということです。

このどこから動画化するか?とう順序立ての考え方に役立てていただきたいのが
「80対20の法則」です。

80対20の法則とは、イタリアの経済学者、パレードが提唱した法則です。
「イタリア国民全体の2割がイタリア全体の8割の富を生み出している」
というもので、「パレードの法則」とも呼ばれています。
この法則 80対20という考え方は、あらゆるところであてはまります。

たとえば:
・売上100のうち80の売上は20%の上顧客によるもの。
・100人の営業マンのうち20人の優秀な営業マンが全体の80%の売上を上げている・・・。

成果や結果の8割は、その要素や要因の2割に基づく
という一般法則としてすでにご存じのことかもしれません。

★動画マニュアル作成の優先順位を考えるとき、この法則を利用することが重要です。

たとえば

◎マニュアル100の項目のうち、重要な項目20%に力を注ぐこと(動画にすること)で
80%の顧客に満足を与える。

◎ユーザーからの問合せの8割は、アプリケーションの20%の内容に集中している。

◎アプリケーションのバージョンアップは以前の機能から20%の改善による。

はじめにこの考え方を使うだけで、動画選定時間の短縮
そして、動画の配信効果が格段にあがります!。ぜひ実践してみてください。 

 

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