画面キャプチャは著作権侵害になるのか?
動画マニュアルを作成する場合、既存のソフトウェアの画面を使用する機会が発生します。特にマイクロソフトのOSの画面や、Windows OSの使い方を解説したり、画面自体をキャプチャする必要は往々にしてあるものです。
このような画面キャプチャは、違法になるのか?著作権の侵害に当たるのか? マイクロソフトの著作権ページにて調べてみました。
スクリーンキャプチャについて
マイクロソフトの著作権ページには以下の通り記述があります。
http://www.microsoft.com/ja-jp/mscorp/legal/permission/default.aspx
マイクロソフト製品の起動画面、最初の画面、「スプラッシュ スクリーン」、
またはベータ リリース製品や正式にリリースされていない製品の画面のスクリーンショットを使用することはできません。その他のスクリーンショットは、広告、文書類 (教育用パンフレットなど)、
チュートリアル冊子、ビデオテープ、またはウェブサイトで使用することができますが、上記の要件に加えて、以下の条件が適用されます。拡大・縮小を除き、スクリーンショットを修正・変更しないこと。
スクリーンショットを部分的に使用しないこと。
スクリーンショットを自社の製品ユーザー インターフェイスに含めないこと。
第三者のコンテンツが含まれるスクリーンショットを使用しないこと。
特定可能な個人の映像が含まれるスクリーンショットを使用しないこと。
基本的に、スクリーンキャプチャを使ってチュートリアル、マニュアルを作成することには問題はございません。
アイコンについて
マイクロソフトの製品アイコンは、マイクロソフト製品についてのトレーニング用マニュアルや文書内で使用することができます。アイコンの使用は、マイクロソフト ソフトウェア内におけるアイコンの機能に特定したものである必要があります。アイコンを、グラフィックやデザインの要素として使用することはできません。アイコンは、変更や改変してはならず、マイクロソフト ソフトウェア内での表示と同じように表示される必要があります。
文中で使用する場合
マイクロソフトの商標を文中で使用する場合
マイクロソフト以外の製品については、各ソフトウェアの著作権 表記のページを参照してください。
動画マニュアル.comでは、各商標について 以下のページに記載しております。
http://www.dougamanual.com/webdemo/index.html
ゲームの実況放送はOKなのか?
ゲームソフトは著作物であるため、基本的に無断で動画をアップロードすることは違法になりますが、最近はゲームの宣伝を兼ねて、実況動画を推奨しているメーカーもあり、対応は個々のメーカーによって違います。
原則的に 著作権法で著作物の利用が認められている引用などの場合を除き、他人の著作物を著作権者に無断で利用(複製、アップロード、改変など)する行為は 著作権侵害にあたります。ゲームソフトも著作物であるため著作権が発生しています。
基本的、メーカーに無断でゲームの動画をアップロードすることはできません。 これが著作権法上の決まりです。
そのため、著作権侵害を理由に動画が削除されることがありますが、今のところ、ゲームの実況プレイ動画については宣伝、ファンコミュニティの育成を鑑み、制限が緩いようにも思えます。
これはメーカー側が黙認・静観している、あるいは気づいていないだけという可能性もあり、 多くのメーカーにとっては、必ずしも許容しているわけではないと考えた方がいいです。
音楽業界の話ですが、せっかく盛り上がった 恋ダンスもこのような結果になっております。
恋ダンス踊ってみた動画 ⇒ 星野源の所属レコード会社「削除して」 著作権ホルダーの権利が一番ということ、お忘れなく。
各メーカの対応についてはこのページによくまとまっていますので、参照してください。
YouTubeやニコニコ動画でも、ゲーム実況は人気ジャンルです。コンテンツの配信がすべて自由のメーカーから
禁止、もしくは動画広告の収益はメーカー側に・・・ などの対応もあるようです。
引用:ゲーム実況で稼ぐ方法 業界の対応 まとめ
ゲーム実況のサンプル動画
マニュアルコンテンツの有料課金は著作権違反か?
eラーニング教材 動画マニュアルを有料化したり、マニュアル、解説本を販売することは著作権の侵害に当たるのでしょうか?
1:制作ソフト ビューレットビルダーの見解
ビューレットビルダーでの画面キャプチャーとビルダーで作成されたコンテンツに関しては、配信、配布に関しては制限を設けておりません。コンテンツの課金、販売についてもソフトウェアの価格以上に課金されることはありません。
2:キャプチャソフト、マニュアルコンテンツについて
ソフトウェアのマニュアル本、動画マニュアルコンテンツにつきましては、多くのソフトウェアにとっては、販売促進に繋がるコンテンツとして承諾を行っていますが、マニュアルの内容によってはメーカで著作権の侵害を訴えるものもあります。
たとえばゲームの攻略本などは、ゲームソフトによっては、購入者の利益を損なうものとして、著作権の侵害を訴える場合もあります。かならずメーカー、権利所有者から承諾を得てから販売を行うようにしましょう。
この本も承諾、権利関係はクリアになっています。
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